洒洒落落(読み)シャシャラクラク

デジタル大辞泉 「洒洒落落」の意味・読み・例文・類語

しゃしゃ‐らくらく【××洒落落】

[ト・タル][文][形動タリ]性質言動がさっぱりして、物事にこだわらないさま。
「―として愛すべく尊ぶべき少女であって見れば」〈二葉亭浮雲
[類語]洒落淡淡

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精選版 日本国語大辞典 「洒洒落落」の意味・読み・例文・類語

しゃしゃ‐らくらく【洒洒落落】

〘形動タリ〙 物事にこだわらないさま。言動がさっぱりしていて執着しないさま。
四河入海(17C前)五「翛然は不物して、洒々落々とした体ぞ」

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四字熟語を知る辞典 「洒洒落落」の解説

洒洒落落

物事にこだわらない様子。言動がさっぱりしていて執着しない様子。

[活用] ―たる・―として。

[使用例] 洒々落々として裏に、火の如き理想、鉄の如き意志を蔵して居られる[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[使用例] 三谷女史の講義聖書を説いたが、それは世辞百般につながっていて活機縦横、洒々落々としていた[幸田文*ちぎれ雲|1949]

[解説] 「しゃらく」のそれぞれの字を重ねた言い方。「洒落」はわだかまりがなく、さっぱりした様子をいいます。

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