泣込・鳴込(読み)なきこむ

精選版 日本国語大辞典 「泣込・鳴込」の意味・読み・例文・類語

なき‐こ・む【泣込・鳴込】

〘自マ五(四)〙
① (泣込) 泣くようにして哀願する。泣いて頼みこむ。泣きつく。
※老車夫(1898)〈内田魯庵〉「漸(やっ)出入旦那に泣込(ナキコ)んで、今の親方世話アして貰った」
② (鳴込) 鳥や獣などが鳴きながら走り込む。鳴いてかけこむ。
※俳諧・七番日記‐文化八年(1811)七月筋違に雁のなき込む在所哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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