デジタル大辞泉
「波の綾」の意味・読み・例文・類語
なみ‐の‐あや【波の×綾】
さざ波の立つさまを綾織物に見立てた語。
「御几帳の裾ども川風に涼しさまさりて、―もけざやかに見えたるに」〈栄花・初花〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
なみ【波】 の 綾(あや)
波によってつくられる
水面の
模様。さざ
なみのさまを綾織物にたとえていう語。
波紋。波の紋。
※中務集(989頃)「もみぢばのにしきに見ゆるうらうらはなみのあやをやたちかさ
ぬらむ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報