法隆寺伽藍縁起并流記資財帳

山川 日本史小辞典 改訂新版 の解説

法隆寺伽藍縁起并流記資財帳
ほうりゅうじがらんえんぎならびにるきしざいちょう

法隆寺資財帳」とも。法隆寺の開創経緯・財産などを記したもの。1巻。747年(天平19)成立前年僧綱(そうごう)の牒により,大安寺元興寺などと同時に法隆寺の三綱(さんごう)が作成し,僧綱に進上したのち寺家に返却された。聖徳太子研究や奈良時代の同寺の規模・経済,とくに寺領分布などを知るうえで貴重。近世後期の写本がある。「寧楽遺文所収

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報