法海寺(読み)ほうかいじ

日本歴史地名大系 「法海寺」の解説

法海寺
ほうかいじ

[現在地名]知多市八幡 平井

薬王山と号し天台宗。本尊薬師如来。寺伝によれば、天智天皇の頃、草薙剣を盗んで新羅へ逃亡しようとした沙門道行が、風雨にあって断念、尾張星崎ほしざき(現名古屋市)に幽閉されたのち、寺を建立した。道行が天智天皇の病を治したので、天皇は自ら刻んだ薬師本尊とともに、薬王山法海寺の勅額を与え、山階清水やましなしみず庄を寺本てらもと庄に改めて田九七町・畑七五町を与えたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android