河豚食う無分別河豚食わぬ無分別
フグに毒があるのもかまわず、むやみに食うのは無分別であるが、毒にあたるのを恐れてその美味を全く食しないのも無分別である。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ふぐ【河豚】 食(く)う無分別(むふんべつ)河豚(ふぐ)食(く)わぬ無分別(むふんべつ)
河豚に毒があるのにむやみに食うのは無分別であるが、やたらにその毒を恐れて食わず、その美味を味わわないのも無分別である。
河豚汁を食わぬたわけに食うたわけ。
※
俳諧・
鶉衣(1727‐79)前「其の味と毒の世にすぐれたれば、食ふ人を無分別ともいひ、くはぬ人を無分別ともいへり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報