河豚(読み)かとん

精選版 日本国語大辞典 「河豚」の意味・読み・例文・類語

か‐とん【河豚】

〘名〙 「ふぐ(河豚)」の異名。〔多識編(1631)〕〔宋史‐張根伝〕

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デジタル大辞泉 「河豚」の意味・読み・例文・類語

ふぐ【河豚/×鰒】

《「ふく」とも》フグ目フグ科の魚の総称海産のものが多い。体はふつう太っていて腹びれがなく、体表にとげ状のうろこをもつものや、うろこのないものがある。口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よく水を飲んで体を膨らませる。多くは内臓に毒をもつ。肉は淡白で美味。トラフグマフグキタマクラなど、日本近海に約40種が知られる。フグ目にはハコフグ科・ハリセンボン科なども含まれる。ふくべ。かとん。 冬》「―の面世上の人を白眼にらむ哉/蕪村
[類語]真河豚虎河豚

ふくべ【河豚】

フグ古名。〈和名抄

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普及版 字通 「河豚」の読み・字形・画数・意味

【河豚】かとん

ふぐ。宋・軾〔恵崇の春江晩景、二首、一〕詩 竹外、桃三兩枝 春江、水かにして、鴨先づ知る (ろうかう)地に滿ち、(ろが)短し 正に是れ河豚上らんと欲すの時

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動植物名よみかた辞典 普及版 「河豚」の解説

河豚 (フグ)

動物。フグ科の魚類の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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