沙汰は無い事(読み)さたはないこと

精選版 日本国語大辞典 「沙汰は無い事」の意味・読み・例文・類語

さた【沙汰】 は 無(な)い事(こと)

世間うわさをたてないこと。黙っていてくれという気持を表わす。
咄本・軽口露がはなし(1691)四「ああ音たかし音たかし。必さたはなひ事。わざと此身に成て親のかたきをねらふ」
② 何でもないこと。
※咄本・軽口露がはなし(1691)四「もうし、何れも様、沙汰はなひ事」

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