沖を漕ぐ(読み)おきをこぐ

精選版 日本国語大辞典 「沖を漕ぐ」の意味・読み・例文・類語

おき【沖】 を 漕(こ)

技芸などが、きわめてすぐれた境地に達する。他より進んだ段階にある。沖を越える。沖を越す。
※俳諧・毛吹草(1638)六「月の船沖をこいだる光哉〈政次〉」
浮世草子・好色盛衰記(1688)四「乗かかったる大夫のみふねにあひそめ、沖をこひだる大さはぎ」
男女深い仲になる。
歌舞伎お染久松色読販(1813)大切「どこへか娘と走り船、さっさ押せ押せ沖こいだ、二人が跡に取残され」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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