汪康年(読み)おうこうねん(英語表記)Wang Kang-nian; Wang K`ang-nien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汪康年」の意味・わかりやすい解説

汪康年
おうこうねん
Wang Kang-nian; Wang K`ang-nien

[生]咸豊10(1860)
[没]宣統3(1911).天津
中国,清末のジャーナリスト。変法論者 (→変法自彊運動 ) として新聞界に活躍。浙江省杭州の人。初め名はこう年。字は梁卿。 19歳で名を康年,字を穣卿と改めた。光緒 20 (1894) 年進士に合格。同 16年以来武昌におもむき,張之洞のもとで両湖書院の教師などを歴任した。同 22年に上海旬刊時務報』を創刊し,同 24年には,日刊『時務日報』 (まもなく『中外日報』と改名) を刊行した。同年『時務報』が官報となったため,別に『昌言報』を刊行。同 33年,北京で日刊『京報』,宣統2 (1910) 年には『鄒言報』を創刊した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android