永池村(読み)ながいけむら

日本歴史地名大系 「永池村」の解説

永池村
ながいけむら

[現在地名]免田町 永池

球磨川左岸の平地にあり、東は免田村、南はうえ(現上村)、西は木上きのえ(現錦町)、北は深田ふかだ(現深田村)に接する。近世には村としての実体は失われ、免田村の小村となり、現在も免田町北西端に地名が残る。

建久二年(一一九一)五月三日の良峯師高所領譲状案(平河文書)に「一所 同郡同庄之内永池之村田地八町五反三十五石 十三貫」とある。また建永二年(一二〇七)三月一四日の某下文(永池文書)

<資料は省略されています>

とある。永享一〇年(一四三八)三月吉日の免田相伝由緒書(免田文書)には永池と黒田くろだの境について「永池と黒ケ田の事、いわさ木のくほ、薬師道おもて、あかいわのはなとふミ候也、はまとの屋敷の前と、なかいけ大道かきり也」とあり、この村は永吉ながよし庄に属し、平河師高から師忠の手に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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