永代寺門前山本町(読み)えいたいじもんぜんやまもとちよう

日本歴史地名大系 「永代寺門前山本町」の解説

永代寺門前山本町
えいたいじもんぜんやまもとちよう

[現在地名]江東区門前仲町もんぜんなかちよう二丁目

寛永四年(一六二七)八幡宮別当永代寺が創建とともに幕府から与えられた拝領地。同寺の西側に位置し、北はあぶら堀、東は入堀を隔てて永代寺門前仲えいたいじもんぜんなか町に対し、亥ノ口いのくち橋・八幡はちまん橋が架かる。南は一の鳥居の通りを隔て永代寺門前仲町。深川永代寺門前山本ふかがわえいたいじもんぜんやまもと町とも称した。文政町方書上によれば、享保一六年(一七三一)に山本屋十兵衛が家作を願出て元文四年(一七三九)に許可、山本町と唱え地代を永代寺に納める町人の所有地となる。延享二年(一七四五)より町奉行支配。町内総小間数一九一間余、総坪数四千七二四坪。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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