水沢うどん(読み)みずさわうどん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「水沢うどん」の解説

水沢うどん[加工食品]
みずさわうどん

関東地方群馬県地域ブランド
主に渋川市で製造されている。板東16番札所・水沢寺参拝者に振舞ったのが、水沢うどん起源ともいわれている。現在も十数軒のうどん店が軒を並べ、創業1582(天正10)年の田丸屋、400年の歴史を誇る清水屋などその歴史は古い。水沢うどんは、伝統手法により小麦粉、塩と水沢の水だけでつくられたものを指し、登録商標となっている。

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デジタル大辞泉プラス 「水沢うどん」の解説

水沢うどん

群馬県渋川市の郷土料理。太めのうどん。伊香保町水沢にある水澤寺で参拝客にふるまわれていたものが起源とされる。

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世界大百科事典(旧版)内の水沢うどんの言及

【うどん(饂飩)】より

…変りうどんには,卵,ヤマノイモ,葛粉(くずこ),ケシの実,片栗粉,モロコシなどを加えて,卵(蘭)めん,薯蕷(しよよ)めん,葛めん,ケシめん,片栗めん,トウキビめんなどがつくられた。いまでも,うどんは関西が優れ,大阪うどん,讃岐うどん,関東では水沢うどん(現,群馬県北群馬郡伊香保町)が知られている。 家庭で干しうどんをゆでる場合は,なべに湯をたっぷり用意し,まず塩を一つまみ入れ,束をほぐしながら落とす。…

※「水沢うどん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」