水名村(読み)すいみようむら

日本歴史地名大系 「水名村」の解説

水名村
すいみようむら

[現在地名]美星町明治めいじ

黒萩くろはぎ村の北の高原にあり、北は上日名かみひな(現川上郡成羽町)。寛永備中国絵図に村名がみえ、山崎家治先知とあり、高六三石。正保郷帳では幕府領で、枝村に清僧谷村が載る。万治元年(一六五八)成羽なりわ陣屋(現成羽町)の旗本山崎領となる。正徳四年(一七一四)の備中一国重宝記では高二八三石余、山間地の開発が進んだことも増加の一因と思われる。寛政一二年(一八〇〇)免状(難波文書)によれば高二九〇石余、品々引高七三石余で、田高一四四石余・畑高七二石余。以後文久元年(一八六一)までの免状(同文書・藤井文書)が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android