気が通る(読み)キガトオル

デジタル大辞泉 「気が通る」の意味・読み・例文・類語

とお・る

さばけている。粋である。気が利く。
「―・りたるあるじとうちくつろぎて」〈浮・懐硯・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気が通る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 通(とお)

よく物事事情を承知していて、心がゆきとどいている。気がきく。さばけている。粋である。
仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中「気のとをりたるとは、何としたる事なるや。気前はたらき、人のおもふ事をはやくさとり、心の内へとをり行て、見たるやうに物毎いたすをいふなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android