民谷宇山村(読み)みんだにうやまむら

日本歴史地名大系 「民谷宇山村」の解説

民谷宇山村
みんだにうやまむら

[現在地名]吉田村民谷

民谷川流域に位置し、北東は吉田村、北西掛合かけや(現掛合町)、西は入間いるま(現同上)。近世以前は民谷村・宇山村の二ヵ村があったが合併して民谷村となったという(郡村誌)。松江藩の支藩広瀬藩に封地が与えられた際、村を民谷川で東西に分け、西は広瀬藩領民谷村、東は松江藩領民谷宇山村となる。正保国絵図に民谷村とみえる。元禄十年出雲国郷帳に民谷宇山とみえ高三五〇石余、寛文四年(一六六四)の本田高三四七石余・新田高三石余。寛政四年(一七九二)の飯石郡中万差出帳(県立図書館蔵)によれば高三一二石余、田一二町余・畑二町七反余、家数大小四八・人数二六二、牛六〇、御蔵一ヵ所・御番所一ヵ所・広瀬御領御境杭一本がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android