比良城跡(読み)ひらじようあと

日本歴史地名大系 「比良城跡」の解説

比良城跡
ひらじようあと

[現在地名]西区山田町比良 城屋敷

比良城は天文年間(一五三二―五五)に佐々成宗が築いた平城で、光通こうつう寺一帯がその地であると伝えられている。戦国武将佐々成政は成宗の第五子で、ここで生れたと伝えられている。成政は織田信長の黒母衣衆に選抜され、その後、柴田勝家の与力として北国に活躍したが、天正三年(一五七五)越中府中に在城を命ぜられた時、比良城は廃城になったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android