武振熊(読み)たけふるくま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武振熊」の解説

武振熊 たけふるくま

記・紀にみえる武人
和珥(丸邇)(わに)氏の祖。仲哀(ちゅうあい)天皇の没後,神功(じんぐう)皇后の命により武内宿禰(たけしうちのすくね)とともに忍熊(おしくまの)皇子を討つ。仁徳(にんとく)天皇の治世に飛騨(ひだ)に派遣され,皇命にそむき人民を略奪する宿儺(すくな)を誅殺(ちゅうさつ)したという。難波根子(なにわのねこ)武振熊とも。「古事記」では建振熊。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android