武井地区製鉄遺跡群(読み)ぶいちくせいてついせきぐん

日本歴史地名大系 「武井地区製鉄遺跡群」の解説

武井地区製鉄遺跡群
ぶいちくせいてついせきぐん

[現在地名]新地町今泉 武井、駒ヶ嶺 向田・洞山

弥生時代中期後葉の集落跡である武井地区遺跡群と重複する遺跡向田むかいだA・D・E・F・G遺跡、洞山ほらやまB・C・D・E・F・G・H遺跡、武井A・B・C・D・E遺跡の一七遺跡からなる七世紀後半から一〇世紀までの製鉄遺跡である。昭和五八年(一九八三)から相馬地域開発に先行して調査が実施され、製鉄炉一六・鍛冶炉四・木炭窯一三五・木炭焼成土坑七六および鋳造遺構墳墓二など多数の製鉄関連遺構が発見された。これらの遺構は、五期の時期別変遷を特徴とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報