此式・是式(読み)これしき

精選版 日本国語大辞典 「此式・是式」の意味・読み・例文・類語

これ‐しき【此式・是式】

〘名〙
① (「しき」は接尾語) 事柄性質、内容、程度が問題とするに足りないほどであること。たかがこのくらい。こればかり。かほど。
日葡辞書(1603‐04)「Corexiqino(コレシキノ)コト」
賄賂などを婉曲にいう。
※仮名草子・可笑記(1642)四「この花の牛介を頼みて、是(コ)れ式(シキ)をさいさいつかはしける間、此の是れ式にめでて、まづ内々にて主君へ度々訴訟申し上げけり」
③ (「しき」はやり方、方法、また、ありさま、ようすの意) このやり方。この種類。こういう状態。このよう。このざま。
洒落本・廓節要(1799)「ときに一っぱいきめませふ、諸事是式(これシキ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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