正木美術館(読み)まさきびじゅつかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正木美術館」の意味・わかりやすい解説

正木美術館
まさきびじゅつかん

大阪府忠岡町にある美術館室町時代水墨画墨跡を中心に,正木孝之が約半世紀にわたって収集した東洋,日本の古美術を公開している。 1968年開館。楷行草の書体を1巻に書き分けた小野道風筆『三体白氏詩巻』,和様の確立された書風を示す藤原行成筆『後嵯峨院本白氏詩巻』『大燈国師墨跡』の3点は国宝指定ほか重要文化財 11点を所蔵する。

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日本の美術館・博物館INDEX 「正木美術館」の解説

まさきびじゅつかん 【正木美術館】

大阪府泉北郡忠岡町にある美術館。昭和43年(1968)創立。正木孝之による東洋古美術のコレクション収蔵・展示する。国宝小野道風筆 三体白氏詩巻などがある。
URLhttp://masaki-art-museum.jp/
住所:〒595-0812 大阪府泉北郡忠岡町忠岡中2-9-26
電話:0725-21-6000

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世界大百科事典(旧版)内の正木美術館の言及

【忠岡[町]】より

…繊維産業と木材工業が主要な工業で,合板工場は臨海部に,繊維工場は泉大津市との境をなす大津川沿いに立地している。正木孝之の収集品をもとに建設された正木美術館があり,国宝の小野道風筆《三体白氏詩巻》,藤原行成筆《後嵯峨院本白氏詩巻》や《大灯国師墨跡》のほか,多数の重要文化財を有する。【松原 宏】。…

※「正木美術館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」