欠ノ上村(読み)かけのうえむら

日本歴史地名大系 「欠ノ上村」の解説

欠ノ上村
かけのうえむら

[現在地名]六日町欠之上かけのうえ

君帰きみがえり村の北、東は川窪かわくぼ村、北は魚野うおの川支流の庄之又しようのまた川を挟んで野田のだ村、西は清水しみず峠越の道で十日町(現十日町市)へ至る。集落は南の上村かみむらと北の下村しもむらにある。正保国絵図に「欠之上村」とあり、高二〇四石余。天和三年郷帳では高一三五石三斗余。宝暦五年(一七五五)の村明細帳(小千谷市立図書館蔵)では田六町七反余・畑一四町二反余。家数四四、男一二三・女七八、馬一〇。「新編会津風土記」では家数は上村二〇・下村三四。

欠ノ上村
かけのうえむら

[現在地名]坂戸市欠ノ上

萓方かやがた村の北西高麗こま川左岸にある。村名は欠野上とも書き、「かけのかみ」ともよんだ。高麗川の「崖の上」が転化したとも、柿がよく実るので柿の上とよばれそれが欠の上になったともいわれる(「風土記稿」など)。小田原衆所領役帳に他国衆酒井左衛門の所領として「かけの上」八貫七〇七文がある。田園簿では高一二石余で皆畑、旗本設楽領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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