櫛状組織(読み)くしがたそしき(英語表記)comb texture, comb layering

岩石学辞典 「櫛状組織」の解説

櫛状組織

脈や割れ目両側の壁から,空洞の中に垂直に同じ方向に柱状結晶が成長し,結晶が櫛(くし)のように集合した層が割れ目をほとんど埋めた組織[Park & Mac-Diarmid : 1964].結晶は同じ伸長方向を持ち,やや曲がって枝分かれし長く伸びている.結晶の伸長方向に縞状や層状などとなり,結晶は層状構造の面から60度ないし90度に傾斜している[MacKenzie, et al. : 1982].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android