橘常主(読み)たちばなの つねぬし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橘常主」の解説

橘常主 たちばなの-つねぬし

787-826 平安時代前期の公卿(くぎょう)。
延暦(えんりゃく)6年生まれ。橘奈良麻呂の孫。淡海三船(おうみの-みふね)の外孫。橘安吉雄(あきお)の父。蔵人頭(くろうどのとう),左中弁,修理大夫(しゅりのだいぶ)をへて,弘仁(こうにん)13年参議となり,弾正大弼(だんじょうのだいひつ),下野守(しもつけのかみ)をつとめた。嵯峨(さが)天皇側近として「弘仁格式(きゃくしき)」の編集に参加したが,完成をみずに天長3年6月2日死去。40歳。薪(まき)の上に座して焼死したという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例