20世紀日本人名事典 「橘 樸」の解説
橘 樸
タチバナ シラキ
大正・昭和期のジャーナリスト,中国研究家
- 生年
- 明治14(1881)年10月14日
- 没年
- 昭和20(1945)年10月25日
- 出生地
- 大分県臼杵市海添
- 学歴〔年〕
- 五高〔明治34年〕中退,早稲田大学〔明治36年〕中退
- 経歴
- 明治34年北海タイムス社に入社。39年満州に渡り、ついで北京に渡って中国社会に強く関心を抱く。「遼東新報」記者、「日華公論」主筆、満鉄嘱託などを歴任し、評論家として活躍。この間、大正13年「月刊支那研究」を創刊。昭和6年「満州評論」を創刊、主幹。7年満州国協和会創立とともに理事、15年昭和研究会に参加。敗戦後、奉天で客死した。著書に「土匪」「道教」「満州と日本」「支那社会研究」「支那思想研究」「中華民国三十年史」「中国革命史論」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報