横山根元記(読み)よこやまこんげんき

日本歴史地名大系 「横山根元記」の解説

横山根元記
よこやまこんげんき

一冊

別称 横山由来記・八王子根元記 大久保忠盈著

成立 享保一五年

解説 八王子最古の記録ともいうべき八王子十五組書上(元禄村鏡)参考として、天正一八年六月の八王子城落城以降元禄までの一〇〇年にわたる八王子の記録をまとめたもの。偽書との説もあり、内容の信憑性については問題を残している。入間郡二本木村名主友野家に秘蔵されていたものを、文化一四年に「新編武蔵風土記稿」の編纂をしていた植田孟縉が発見したもので、のちに八王子横山宿の名主川口七郎兵衛の保管するところとなった。

活字本 昭和三四年刊、日本都市生活史料集成八所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報