森町稲荷神社(読み)もりまちいなりじんじや

日本歴史地名大系 「森町稲荷神社」の解説

森町稲荷神社
もりまちいなりじんじや

[現在地名]茅部郡森町字御幸町

道道森停車場線(通称大通り)南側の高台一角に鎮座する。祭神倉稲魂命、旧郷社。正徳年間(一七一一―一六)箱館おお町の角谷吉右衛門が出稼漁に来た折、当地の柳原やなはらに稲荷社を内神と称して造立したのに始まるといい、これを機に移住者が増えたと伝える(神社明細帳・明治神社誌料)。「渡島国地誌提要」によると森村の鎮守で、原始不詳、延享四年(一七四七)再建という。享和元年(一八〇一)社殿を新築し、明治一七年(一八八四)拝殿、同一八年に本殿が現在地に新築された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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