森田勘彌・守田勘彌(読み)もりたかんや

精選版 日本国語大辞典 「森田勘彌・守田勘彌」の意味・読み・例文・類語

もりた‐かんや【森田勘彌・守田勘彌】

[一] 森田座の座元および歌舞伎俳優の名。一一世の時、森田を守田に改めた。
[二] 一二世。明治期の興行師作者江戸の人。守田家の養子。明治五年(一八七二)他座に先がけて、森田座を市中の新富町に新築。政・財・学界の有力者と交わって、演劇改良運動を進め、劇場や観客制度の近代化、歌舞伎の地位向上に貢献した。作者としては、明治一九年河竹黙阿彌の門下となり、古河新水の名で作劇し、上演されたものも多い。弘化三~明治三〇年(一八四六‐九七

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