棚飾(読み)たなかざり

精選版 日本国語大辞典 「棚飾」の意味・読み・例文・類語

たな‐かざり【棚飾】

〘名〙
① 棚に飾りつけをすること。主として盂蘭盆会(うらぼんえ)に、先祖の霊を迎えるために、仏壇前に作る霊棚(たまだな)のかざりつけ。小正月年神棚の飾りつけをいう場合もある。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉七「お精霊さまのお店(タナ)かざりも拵(こしら)へくれねば」
茶道で、棚物茶器を飾ること。また、その法式。
随筆槐記(茶道古典全集所収)‐享保一一年(1726)一一月一二日「棚飾に香合を飾るには」

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