梯姑・梯梧(読み)でいご

精選版 日本国語大辞典 「梯姑・梯梧」の意味・読み・例文・類語

でい‐ご【梯姑・梯梧】

〘名〙 マメ科高木。インド・マレー原産で、沖縄・台湾などで庭木として栽植される。高さ一〇メートル以上になる。幹はこぶがあり、樹皮灰白色。若枝には黒いとげがある。葉は三小葉からなり長柄をもつ。小葉は卵形または菱形で先が尾状にとがり、長さ四~一〇センチメートル、厚く表面は光沢がある。初夏、枝先から長い総状花房を出し、長さ六~八センチメートルの真紅の蝶形花を密集してつける。旗弁のみが大きく狭卵形で、他の花弁は小さく、雄しべ雌しべがとび出す。豆果は長さ約三〇センチメートル。漢名、刺桐。でいぐ。しとう。はりぎり。《季・夏》 〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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