梅阪 鴬里(読み)ウメサカ オウリ

20世紀日本人名事典 「梅阪 鴬里」の解説

梅阪 鴬里
ウメサカ オウリ

大正・昭和期の写真家



生年
明治33(1900)年3月7日

没年
昭和40(1965)年3月23日

出生地
大阪府大阪市

本名
梅阪 梅吉

学歴〔年〕
明星中学(現・明星高校)〔大正6年〕卒

経歴
大正6年家業の株式仲買業の手伝いを始める。その頃から写真を撮り始め、アマチュア写真団体の虹影倶楽部に入会。9年浪華写真倶楽部に入会。ブロムオイル印画を経て、12年頃からゴム印画の研究に没頭し、注目される。同年天弓会の同人。昭和元年第1回日本写真美術展の第1部第1科に出品した「夜網」が推薦となる。3年安井仲治、米谷紅浪、望月芦都とともに銀鈴社を結成。その後も国際写真サロンなど数多くの公募展入選入賞を果たす。作品は、自然の風景や植物をテーマとするものが多い。戦後は関西のアマチュア写真団体の指導者として長く活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報