新撰 芸能人物事典 明治~平成 「梅若 万三郎(初代)」の解説
梅若 万三郎(初代)
ウメワカ マンザブロウ
- 職業
- 能楽師(観世流シテ方)
- 肩書
- 梅若分家12代目 帝国芸術院会員〔昭和12年〕
- 別名
- 号=亀堂
- 生年月日
- 明治1年 11月21日
- 出生地
- 東京
- 経歴
- 父梅若実の指導を受け4歳で初舞台。父に養子があったため、11歳で梅若長左衛門家を継いだ。大正9年弟の六郎と梅若流を興し、初代家元となったが、三役の協力が得られず、宗家を弟に譲り、観世流に復帰。力感あふれる観阿弥型の演技で、生涯演能3000番、老女物を得意とした。昭和12年芸術院会員、21年文化勲章を受章した。著書に「万三郎芸談」。
- 受賞
- 文化勲章〔昭和21年〕 朝日文化賞〔昭和19年〕
- 没年月日
- 昭和21年 6月29日 (1946年)
- 家族
- 父=梅若 実(初代),弟=梅若 実(2代目)(=初代六郎),四男=梅若 万三郎(2代目),五男=梅若 猶義
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報