栃泉村(読み)とちいむら

日本歴史地名大系 「栃泉村」の解説

栃泉村
とちいむら

[現在地名]福井市栃泉町

一乗谷との境をなす丘陵の西北麓に位置し、北は東郷とうごう町、東は南山みなみやま村。西の深見ふかみ村とは地籍が錯綜する。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では田治たじ(高三一六二・六四石)に含まれる。正保郷帳では「栃村泉村赤谷共ニ」とみえ、同帳によれば田方一千九七石余・畠方三六六石余。貞享二年(一六八五)の「越前地理指南」以降、栃泉村と記される。福井藩領で、文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によれば狛杢ら八名の相給知行所。

越前国名蹟考」は枝村として赤坂あかさか三屋みつやいずみ札町ふだまちどうを載せ、さらに享保郷帳を引いて「栃泉村之内、赤坂村・泉村高不分候得共、古絵図に村形出候に付、元禄之絵図村形書載」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android