柿迫遺跡(読み)かきざこいせき

日本歴史地名大系 「柿迫遺跡」の解説

柿迫遺跡
かきざこいせき

[現在地名]高森町芹口 中原

宮崎県との県境に近い九州山地の一角阿蘇外輪山の東南端に位置する。地勢は険しく大小の山塊が連なり、深い開析谷が各所に発達する。遺跡のある丘陵南北に延び、東西は深い谷によって隔てられる。丘陵は北から南へわずかに傾斜し、遺跡付近の標高は五九六メートル前後である。大正から昭和の初期にかけて、土地所有者により遺物が採集され、弥生時代の磨製石鏃の未製品が多く含まれていることで注目されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android