枸杞子(読み)くこし

精選版 日本国語大辞典 「枸杞子」の意味・読み・例文・類語

くこ‐し【枸杞子】

〘名〙 枸杞の木になる赤い小粒の果実を乾燥させたもの。強壮薬としてせんじて用いたり、枸杞酒をつくるのに用いる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の枸杞子の言及

【クコ(枸杞)】より

…日本から朝鮮・中国・台湾に分布する。葉を枸杞葉(くこよう),果実を枸杞子,根の皮を地骨皮(じこつぴ)という。いずれもベタインbetaineを含み,強壮薬として葉は枸杞茶に,果実は他の生薬と配合して高血圧,めまい,肝臓疾患,貧血,腰ひざの疼痛(とうつう)などの治療に用い,一方,地骨皮も他の生薬と配合して解熱強壮薬として,咳嗽(がいそう),吐血,多汗などの療法に応用される。…

※「枸杞子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」