林田 茂雄(読み)ハヤシダ シゲオ

20世紀日本人名事典 「林田 茂雄」の解説

林田 茂雄
ハヤシダ シゲオ

昭和期の文芸評論



生年
明治40(1907)年1月15日

没年
平成3(1991)年1月28日

出生地
熊本県

別名
筆名=鳴海 四郎

学歴〔年〕
熊本第二師範中退

経歴
百姓、日雇い人夫、住込み小僧などを経て、社会運動の専従生活に入る。のち、共産党入党。昭和5年プロレタリア科学研究所事務局員となり、「ナップ」「マルクス主義芸術」に評論を発表。7年検挙、6年間非転向のまま下獄。戦後は労働者教育協会常任理事をつとめ、現在、著述業。著書に「現代恋愛論」「人間行動の弁証法」「漱石悲劇」「親鸞思想と生涯」「維摩経の再発見」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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