板殿村(読み)いたどのむら

日本歴史地名大系 「板殿村」の解説

板殿村
いたどのむら

[現在地名]丹生川村板殿

北は十二じゆうにヶ岳(一三二六・六メートル)を主峰とする山々に接し、裏側は折敷地おしきじ村、南東芦谷あしだに村、南は白井しろい村など。慶長一〇年(一六〇五)飛騨国郷帳に村名がみえ、芦谷村などとともに高付される。同一八年郷帳では板殿村として三七石余。元禄検地反歩帳の高四三石余、田八反余・畑九町二反余。「飛騨国中案内」によれば免は三割七分九厘余、家数一九、うち百姓一七・門屋二。天明八年(一七八八)の高四三石余、反別田八反余・畑九町二反余、家数一九・人数一二六、馬三、猟師鉄砲一・威鉄砲二、年貢の三分の二は金納、残りは大豆納(村明細帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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