松花堂縁高(読み)しょうかどうふちだか

食器・調理器具がわかる辞典 「松花堂縁高」の解説

しょうかどうふちだか【松花堂縁高】

縁高(ふちだか)一種茶の湯の点心や和食店、仕出し弁当などに用いるふた付きのうつわで、方形で中に十字の仕切りが入り、小皿が組み込まれたもの。大徳寺縁高と比べると縁が低い。江戸初期の僧・松花堂昭乗(しょうじょう)が好んで用いたのでこの名がある。◇略して、「松花堂」ともいう。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報