縁高(読み)ふちだか

精選版 日本国語大辞典 「縁高」の意味・読み・例文・類語

ふち‐だか【縁高】

〘名〙 縁を高くした折敷(おしき)。足のついたものと、つかないものとがある。菓子などを盛るのに用いる。
※玉塵抄(1563)三四「斎の菓子を引に縁高に布施を一ケも二ケも紙につつんで入てひくぞ」

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デジタル大辞泉 「縁高」の意味・読み・例文・類語

ふち‐だか【縁高】

《「縁高折敷おしき」の略》縁を高く作った折敷。角形の盆で、菓子などを盛る。

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食器・調理器具がわかる辞典 「縁高」の解説

ふちだか【縁高】

折敷(おしき)の縁を高くした容器。菓子や料理を盛る。茶の湯点心や和食店、仕出し弁当などにはふたの付いた松花堂縁高大徳寺縁高が用いられる。

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