東楽寺(読み)とうらくじ

日本歴史地名大系 「東楽寺」の解説

東楽寺
とうらくじ

[現在地名]玉山村玉山 一笠

玉山館跡西側に位置し、玉東山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。「管轄地誌」は開基を俊庵門鷹とする。「村誌たまやま」によれば俊庵は東顕とうけん(現盛岡市)七世で、寛文二年(一六六二)に没していることから、正保年間(一六四四―四八)の開創と推定される。また開基は玉山館の館主玉山氏と伝える。収蔵庫に県指定文化財の木造十一面観音立像六体、付木造立像一体および木造仁王像二体をはじめとする一四体の仏像を安置する。阿吽二体の仁王像は桂材一木造、平安期の作で二メートル余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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