東姉小路町(読み)ひがしあねこうじちよう

日本歴史地名大系 「東姉小路町」の解説

東姉小路町
ひがしあねこうじちよう

東山区三条北裏通白川橋西入二丁目

西は道を隔てて法皇寺南門前ほうおうじみなみもんぜん(現左京区南門前町)、北は岡崎円勝寺おかざきえんしようじ(現左京区)。再板本(明和刊か)「京町鑑」増補分に「姉小路町」として「三条通の北裏、東は南禅寺のまへ黒谷道より白川橋の西へ一丁、東西三町余り、新立の町」とある。石泉院せきせんいん町とともに明和三年(一七六六)の開町という(京都府地誌)が、同時代の史料を欠き、再板本「京町鑑」増補分が明和頃の刊行とすれば、これが最も近い。宝暦年間成立の洛中洛外絵図にはなく、天明六年(一七八六)京都洛中洛外絵図にはみえるから、その間の開町とすれば明和三年は妥当な年代となる。

天保二年(一八三一)刊「京都巡覧記」には、「法皇寺門前仁王門下ル町より東へ 仁王門東へ入 姉小路町」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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