東堂(読み)トウドウ

デジタル大辞泉 「東堂」の意味・読み・例文・類語

とう‐どう〔‐ダウ〕【東堂】

禅寺で、前任住持居所。また、前任の住持。

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精選版 日本国語大辞典 「東堂」の意味・読み・例文・類語

とう‐どう ‥ダウ【東堂】

〘名〙
① 家の東側の建物
※三代実録‐元慶七年(883)五月一〇日「於朝集堂、賜饗渤海客徒、大臣已下就東堂座」 〔書経顧命
② (中国、晉の郤詵が試験を受けた宮殿の名から) 試験場。
※菅家後集(903頃)叙意一百韻「東堂一枝折、南海百城専」 〔帰田録‐下〕
禅宗で、本寺の前任の住職。他寺の前住西堂というのに対する語。
※瑩山清規(1324)下「如当寺退院長老。称之東堂

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