東京女子師範学校(読み)とうきょうじょししはんがっこう

山川 日本史小辞典 改訂新版 「東京女子師範学校」の解説

東京女子師範学校
とうきょうじょししはんがっこう

日本最初の官立女子師範学校として,1874年(明治7)設立。85年東京師範学校に合併され,翌年高等師範学校女子部となる。90年女子部が分離・独立し女子高等師範学校となる。文科理科・技芸科(のち家事科)で構成。1908年奈良女子高等師範学校設立にともない東京女子高等師範学校改称

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の東京女子師範学校の言及

【マレー】より

…駐米弁務使森有礼と知り合い,その推挙により,73年6月来日,以後79年12月まで文部省の最高顧問(当初は督務官,1874年10月から学監)の任にあった。女子教育を重んじて東京女子師範学校(後のお茶の水女子大学)の創設を進め,近代大学としての東京大学の編成を指導した。また文化振興策として学者文化人の団体,東京学士会院(後の日本学士院)の設立を示唆したほか,76年フィラデルフィアのアメリカ独立100年期博覧会に出張して日本教育の進展を紹介した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」