東京事務所(読み)とうきょうじむしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京事務所」の意味・わかりやすい解説

東京事務所
とうきょうじむしょ

道府県市町村が東京に設置する事務所。その機能は,(1) 中央官庁との連絡・調整,情報収集,(2) 企業誘致活動,(3) 観光・物産に関する PR,(4) 県政・市政に関連する情報,資料収集など。道府県では (1)と (4)に重点が,市町村では (2)と (3)に重点が置かれる。東京都を除く 46道府県のほか,政令指定都市など大都市を中心とした市町村が東京事務所をもつ。事務所の設置は 1960年代に多かったが,その後も東京一極集中化が進んだことから新設する自治体が相次ぎ,過疎地の市町村なども物産の PRや企業誘致をねらいとして事務所を設置した。近年交通網発達やインターネットの普及,厳しい財政状況などを反映し,事務所を撤退する市町村が増えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android