杜 甫(読み)とほ

旺文社世界史事典 三訂版 「杜 甫」の解説

杜 甫
とほ

712〜770
詩聖と称された唐の代表的詩人
字 (あざな) は子美,号は少陵,官名により杜工部とも呼ばれる。進士試験に失敗後,放浪の生活の中に李白らと交わった。一生を不遇の中におくったが,自然・日常生活や社会変動をうたった名詩多く,安史の乱後の悲惨な時世を詠じた『春望』などは有名。詩文集としては『杜工部集』がある。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android