村国真墨田神社(読み)むらくにますみだじんじや

日本歴史地名大系 「村国真墨田神社」の解説

村国真墨田神社
むらくにますみだじんじや

[現在地名]各務原市鵜沼山崎町

JR高山本線鵜沼うぬま駅の西北西約三〇〇メートルに位置する。旧郷社。祭神は天火明命・村国男依命。「延喜式」神名帳には各務かかみ郡七座の一つ村国真墨田神社、美濃国神名帳には従五位下真墨田明神とみえる。明治初年の神社明細帳(県立歴史資料館蔵)によれば、相殿に金山彦命・彦火火出見命を祀り、南宮と称したという。社蔵の棟札には天正一二年(一五八四)八月に「南宮大明神村国宮」「真墨田南宮大明神御社」、承応二年(一六五三)に「村国南宮大明神御社」、延宝二年(一六七四)に「村国南宮宝社」、元禄五年(一六九二)に「南宮殿村国真ママ田神社」とあり、社名は一定しないが、享保一八年(一七三三)からは「南宮大権現」となり、天明六年(一七八六)からは「村国南宮大明神」の社名が用いられ、安政二年(一八五五)以降は「村国真墨田神社」である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android