本龍寺(読み)ほんりゆうじ

日本歴史地名大系 「本龍寺」の解説

本龍寺
ほんりゆうじ

[現在地名]赤泊村莚場 向太子

通称大莚場おおむしろば集落の西端向太子むきたしにあり、海に面して建つ。真宗大谷派、松下山と号し、本尊は木造阿弥陀如来立像。本立ほんりゆう寺とも記す。宝暦三年(一七五三)の本龍寺縁起(当寺蔵)によると、尾張羽栗はぐり郡から当地に渡った善性により、文正元年(一四六六)開基と伝える。寛正五年(一四六四)蓮如が下付した「尾張国羽栗郡河野道場本尊也 願主 釈善性」の裏書がある六字名号と親鸞筆と伝える十字名号が伝存する。

本龍寺
ほんりゆうじ

[現在地名]東区北十四条東一五丁目

日蓮宗の寺院。山号は妙見山。サッポロ御手作場の管理者であった大友亀太郎が、一八六七年(慶応三年)八月に当地に妙見堂を創立したのが起源。明治四年(一八七一)に堂を建増し、休泊所と称した。同一四年七月に寺号公称の許可を得て本堂建立

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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