未央の柳(読み)びおうのやなぎ

精選版 日本国語大辞典 「未央の柳」の意味・読み・例文・類語

びおう【未央】 の 柳(やなぎ)

(「白居易長恨歌」の「帰来池苑皆依旧、太液芙蓉未央柳、芙蓉如面柳如眉」による) 未央宮にある柳。美人の眉や、たおやかな容姿にたとえる。びようのやなぎ。
源氏(1001‐14頃)桐壺「大液芙蓉、未央柳も、げに、かよひたりしかたちを、唐めいたる粧ひは、うるはしうこそありけめ」

びよう【未央】 の 柳(やなぎ)

※高野本平家(13C前)六「大腋の芙蓉、未央(ビヤウ)の柳」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android