木村京太郎(読み)きむらきょうたろう

改訂新版 世界大百科事典 「木村京太郎」の意味・わかりやすい解説

木村京太郎 (きむらきょうたろう)
生没年:1902-88(明治35-昭和63)

部落解放運動の活動家。奈良県出身。1922年奈良県大正村高等小学校差別を糾弾して逮捕され,水平社運動最初の犠牲者となった。26年福岡連隊の差別糾弾,28年三・一五事件などのため,35年まで在獄。太平洋戦争後は部落解放同盟財政・機関紙担当,部落問題研究所の常務理事をつとめ,全国同和教育研究協議会の結成に主要な役割をはたすなど,運動,研究,教育の各方面で活躍した。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村京太郎」の解説

木村京太郎 きむら-きょうたろう

1902-1988 大正-昭和時代の部落解放運動家。
明治35年6月19日生まれ。大正11年水平社運動に参加,奈良県下の小学校の差別を糾弾して初の逮捕者となる。福岡連隊差別事件などで逮捕され,懲役刑通算8年。昭和23年部落問題研究所を創設,常任理事をつとめた。昭和63年6月11日死去。85歳。奈良県出身。

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