木嶋神社(読み)このしまじんじや

日本歴史地名大系 「木嶋神社」の解説

木嶋神社
このしまじんじや

[現在地名]右京区太秦森ヶ東町

太秦うずまさの東方、御室おむろ(鳴滝川)の西に鎮座祭神天之御中主あめのみなかぬし神ほか四神。正称は木嶋坐天照御魂このしまにますあまてるみたま神社。「延喜式」神名帳の葛野かどの郡に「木嶋坐天照御魂コノシマニマスアマテルミムスビ神社名神大、月次相嘗新嘗」とある。旧郷社。秦氏ゆかりの神社で「京都府地誌」は推古天皇一二年の勧請とする。確実な史料では「続日本紀」大宝元年(七〇一)四月三日条に「勅山背国葛野郡月読神、樺井神、木嶋神、波都賀志神等神稲、自今以後給中臣氏」とみえるのが早い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android